ゆとりがひとりで企業内スタートアップ。

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20歳の頃から「とりあえず3年」といって働き始め、早6年。新人や若手リーダーへ向けたライフハック、働き方(心の持ち方)、を簡単にまとめたいなと思います。

【続】なぜ、あんなに頑張っていたバンドが解散してしまうのか?

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お疲れ様です。しどまです。

 

前回の記事ではついギルガメッシュの解散の話題で文字数を使ってしまいました。

shidoma.hateblo.jp

 

f:id:shidoma:20160522164254j:plain

今回は「僕が2年間頑張ってきたのに解散してしまったバンドのマネジメントの失敗」についてちゃんと書こうと思います。

 

 

バンド解散までの経緯

僕達は5人組のスクリーモバンドで、2013年12月~2015年11月まで東京都内を中心に、月2回ほどのライブ活動をしながら3曲入りCDを2枚、ライブMVを1本発表しました。自分たちで出演者を集めた自主企画も数回実施しました。

 

全国流通まで至りませんでしたが、周りにはノットフェスやサマソニへの出演を果たすバンドもいて、とても刺激的な環境で活動していました。

 

ところが、メンバー5人のうち2人が「(ざっくり言うと)モチベーションが続かない」という理由で脱退。僕を含めて残った3人で新しいメンバーを探そうとするも「金銭的な問題を背景に、共に活動しても続かないだろう」という理由で解散を決定。

 

同じ夢を抱えて集まった5人でしたが、夢半ばで活動を終えました。とても残念でしたが、これは僕のマネジメントの失敗が大きな原因だと考えています。

 

 

なぜ、モチベーションが続かなかったのか?

バンド活動だけではなく、過酷なプロジェクトやダイエット、試験勉強・・・何事もやる気がなければ続きません。「気合が足りない」と言ってしまうのは簡単ですが、ある程度まで頑張っていても「気合をなくしてしまう」原因があるのです。それは何でしょうか。

 

・目標が明確に共有されていない

とりあえず集められて役割を決めて、作業を始めてしまう。というのは大規模なプロジェクトであればあるほど、陥りやすい罠です。メンバーは担当の作業のみを大量にこなしているうちに「何のためにこれをやるの?」「本当にやる意味あるの?」「これをやって成果が出るの?」という疑問を持ってしまいます。

 

この点について僕は意識していたつもりでした。スタジオの練習後にマックにメンバーを集めて、このバンドの目標は何か?個人の目標は何か?ということを紙に書いてもらいました。

 

それぞれ「次回のライブで良いパフォーマンス(動き)をする」とか「来年は全国ツアーをする」とか「音源の質にこだわる」とか、そんな回答が出ました。メンバーによって「時間軸の視野」が異なり、次回のライブという超短期的な視野を持つメンバーもいれば、来年や3年後といった長期的な視野を持つメンバーもいました。

 

僕はこの場では、2年後に全国版のCDを出してツアーを回ろう、ということでまとめ、やや中期の目標を提示しました。

 

 

目標は、「2年後に全国ツアー」ではダメなの?

結論からいうと僕らはダメでした。ご存じの方も多いかとは思いますが僕らは「KGI(Key Goal Indicator)」を設定しましたが、「KPI(Key Performance Indicator)」を設定していなかったのです。

ferret-plus.com

 

「2年後に全国ツアー」を達成するために、その進捗率を定量的なKPIで測る必要があったのです。例えば、今月は100人のフォロワーを獲得するとか、毎月1か所は遠征をし、そこでサンプル音源を50枚配りきる、とか。さらに、こういった小さな目標は「2年後に全国ツアー」を達成するために適切であるか?といった振り返りをする必要がありました。

 

僕らはKPIの設定と振り返りをしていませんでしたので、いつまでも演奏力の向上やパフォーマンスの改善を繰り返し「成長はしているけど、どのくらい進んだのかわからない」状態でした。もちろん、次に何をすればいいのかもわかりませんでした。ずっと足踏みしていたのです。

 

これではモチベーションが続くわけありませんよね。。。

でも、他にも原因はあります。(書ききれないぐらいあります。)

 

・ギャップ・アプローチばかりしていた

ギャップ・アプローチとは問題解決でとられる基本的な考え方で、あるべき姿と現在の姿との隙間(ギャップ)を問題と捉え、隙間を埋めるためには何をすれば良いか考え、対策を打つ方法です。

 

簡単に言うと、ダメ出しですね。

リズムがぶれてる!→クリック練習して直せ!

声量が足りない!→腹筋鍛えろ!ボイトレ行け!

バンドの世界観が弱い!→服装がイマイチ!→みんな着替えろ!

 

未熟なインディーズバンドですから、理想と現実ではギャップだらけです。ギャップ・アプローチでは、足りない部分、悪いところ、マイナスなイメージ、に焦点が当たりますから、自然とダメ出しばかりになり、メンバーはいい気がしないわけです。

 

これとは反対にポジティブ・アプローチというものがあるようです。

www.mitsubishielectric.co.jp

 

ポジティブ・アプローチは個々の強みに焦点を当て、そこから得られる最大の成果は何か、最大へ至るためにはどうするか、といったことを考えて対策する方法のようです。恥ずかしながら、僕は実践したことがありません。

 

今になって思うのは、僕らは曲の完成度が高い、ということを評価されていましたから、もっと構成や音作り、メロディを磨いて、最高品質の音源作りに励むべきだったのかもしれません。月2回のライブに追われながらヒーヒー言うのではなくてね。

 

長くなってきましたがまだあります。

 

・本気のなり方がわからなかった

俺はまだ本気出してないだけ、というつもりではありません。本気でやっていました。「本気でやっているつもり」になっていました。

 

本気とはどういうことか、こんな記事がありました。

yutaarai.com

 

上記の記事では、本気になるとは、リスクを取ること。比喩ではなく、命を掛けること、と記載されています。確かにそうかもしれません。僕達は仕事や学校がメインの生活になっていましたし、バンドが失敗したところで何も痛みはありませんでした。

 

チラシを配ったり、見知らぬお客さんに声を掛けたり、怖そうな他のバンドの方々とコミュニケーションを取ったり、やるべきことはたくさんあったのに、忘れたふりをして避けていた節がありました。

 

もっと酷い人では、命を掛けても本気になれない人もいるようです。

iitokoronet.com

 

上記の記事では、カイジの鉄骨渡りで利根川が言ったセリフに焦点が当たっています。カイジは流石にデフォルメが過ぎていますが、世の中で本気になれない人は本当に多いように思います。よくあるのは「テスト前になると掃除をしたくなる現象」ですね。掃除なんかしてないで勉強をあと30分やっていたら補習を免れたのに・・・。なんてこともあるかもしれません。

 

なぜ、こんなに本気になれないのでしょうか?

実はこの「テスト前になると掃除をしたくなる現象」は心理学的に知られた現象で名前があります。セルフ・ハンディキャッピングというそうです。

doda.jp

 

人間は無意識に失敗してしまった時の言い訳をつくり、心的ダメージを減らそうとするのだそうです。バンド活動とは、自分たちの作った曲や詩について、センスがいい、悪い、といったように著者自身の才能をダイレクトに他者から評価されるものですから、なおさら逃げ道を作ろうとしているのかもしれません。(音楽についての評価は、本当は良いか、悪いかで判断出来るようなものではなく、売れそう=大衆性があるか、ないか、もしくは、視聴者との感性が近いか、遠いか、といった評価だと私は思いますが。)

 

無意識に逃げそうになってしまったときは、本気でやれない自分が悪い、と悲観するより「お、セルフ・ハンディキャッピングきてるな?」と自分の内面と向き合い、ここが踏ん張りどころである、と再認識すべきでしょう。

 

そうすれば、成功するイメージや勇気を掘り起して乗り越えるために、一度その場に立ち止まる。といった判断も出来そうです。

 

 結論:バンド活動はHARD THINGS

hitoshi.hatenablog.com

いかがでしたでしょうか?

 

僕がやっていたバンドでのマネジメント、またはリーダーシップの失敗をあげてみましたが、情けなくなってきました。細かいことは本当に書ききれないぐらいの失敗をしていますが、大きな要因は以上のようなものでしょう。

 

なんとなくリーダーというものに憧れて、班長をやったり、生徒会長をやったり、バンドリーダーをやったり、今も職場でチームリーダーをしていますが・・・、いいことなんて・・・。

 

どうか僕と同じような失敗を後輩達のバンドがしないよう・・・。まぁ、するんだろうな。笑

 

以上!

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