業績を評価されたいなら「最速」か、「最高」を目指す
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お疲れ様です。しどまです。
社会人になったばかりの方や、この春に環境が変わった方の中には、心機一転、いい成績を残してやるぞ!と意気込んでいる方も多いのではないでしょうか?
四半期や年度毎の利益率など、明確な目標値が設定されている場合には、業績の評価は見えやすいものですが、そういった状況の方は意外と少ないかもしれません。
特に若い方は、利益率の責任を持つことなどはあまりないでしょうから、日々のタスクを着実にこなして、成長している姿を見せることが評価に繋がりそうです。
では、チームメンバーや上司から良い評価を受けるには何を意識すべきなのでしょうか?
・最低でも納期は守ること
今更かよ・・・、と感じた方は正しいです。しかし、意外と納期が守られないことは多いのです。お客様の返答待ちだとか、課題解決出来ていないとか、今のクオリティでは出せないだとか。
何か作業を任せられたときは、まず「納期はいつか?」を確認しましょう。
自分のタスクのみで成果物を仕上げられるようなら、絶対に遅延しないよう逆算して取り組んでください。締切当日になって「この品質では出せない、もう少し拘りたいので延期してください」は通用しません。(たまにそういう方もいますが、始めから拘っといてください。)
お客様や周囲のメンバーを巻き込む場合は、あらかじめ「返答の期日」を伝えておくべきです。これは目上の方に対してでも、超短期な期日であっても、必ず「文字」で提示し、証拠として残しておきましょう。あまりにも厳しい期日の場合は、電話や対面などで一言お詫びを伝えるのがベストです。
また、納期を守ることは大前提ですが「遅れたときどうするか?」も事前に調整しておけると、さらに良いでしょう。
・3割の出来でも「最速」で見せること
例えば、あなたの上司に「今週中に作っておいてくれ」と頼まれた資料を翌日の朝に見せてみる。このときは、資料のフォーマットと目次、各章にはどういった内容を記載するのかを概略で書いておくだけでも良いかもしれません。
上司はあなたが今週末に提示してくる資料のイメージや、どんなことを考えようとしているか、自分が指示した内容があなたに伝わっていたか、を判断することが出来ます。
上司とあなたの認識がずれていても、軌道修正が出来ますから残りの日数は迷わずに済みます。また、あなたが記載した概略について、どんなデータで裏付ければ良いか、アドバイスを貰えるかもしれません。結果、ロスコストが削減されます。
「素早い」というのはそれだけで素晴らしいことです。上司は指示に対して素早いレスポンスを返してくれたあなたを信頼するでしょう。お礼や謝罪のタイミングも同様に素早いのに越したことはありませんね。(英語では、Quick&Dirtyというそうです。)
・時間を掛けるなら「最高」以外には価値がない
「最速」で出せなかったとしても、納期前であれば何も咎められることはありません。しかし、成果物がイマイチだった場合はとりかえしがつきませんし、人並みの成果物でも評価されません。納期前に成果物を仕上げることは「当たり前」だからです。
このタイミングで良い評価を得るためには「最高」を出すしかありません。しかし、これは相当高いハードルでしょう。自分の中では完璧なストーリーやデータを取ったとしても、上司やお客様の目線では果たして完璧なのでしょうか。
お互いの前提知識も異なりますし、文章や図の載せ方など、「好み」によっても評価が分かれます。
例えば、私が幹部向けのとある資料に「ご承認賜りたく存じます。」と記載したところ、「俺に承認しろって脅してんのか」と怒られたことがあります。どうやら、期日までに承認しろ、と圧力を掛けているように感じられたようです。(確かに、ある程度リスクを伴う判断し難い案件ではありましたが。)
この時は「以上の内容でご評価をお願い致します。」という文章に変えました。これは、現場ごとの風土によるところが大きいかもしれませんね。
まとめ:時間と完成度の掛け算で「最高」を目指すべし
いかがでしたでしょうか。
実際に現場で働いているときには、複数の案件を同時進行し、忘年会や新年会の出欠を取り、チームメンバーの愚痴を聞いてたら、スマホの充電をし忘れたことに気付いたりして、「最高」の成果物なんて仕上げられる状況は、あまりないと思います・・・。
ならば、ぜひ「最速」を取り入れてみるのはいかがでしょうか。最後までありがとうございました。
以上!